同窓生からのメッセージ

『岡山大学に編入をして』
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松若 さえら
(33期生:平成20年3月卒)

2008年の4月に岡山大学の医学部保健学科検査技術専攻に編入学し、約1年が経過しました。

私が編入学をしようと思ったのは、2年生の後期に担任の先生との個人面談で就職についてなどの相談をしている時に、編入という道もあると言われた事がきっかけでした。正直、もっと研究がしたいとか○○大学の有名な先生の下でもっと学びたいなどといった、はっきりした目標は私にはありませんでした。ただ、親に編入について相談した時「友達より就職は2年間遅れを取ることになるけれど、長い人生の中で考えたらその2年間なんて短いものだし、学生という立場で若いうちにより多くのことを学んでいて損はないのでは。」と言われて、編入を決意しました。

岡山大学に入学し、短大でほとんど学ぶことのなかった一般教養などの講義を受け、今までより海外の言語や自分の興味のある歴史の分野についての知識の幅が広がりました。また、サークル活動をし、たくさん沢山の人と知り合う中でまさに十人十色というように人それぞれ色々な考え方があることを実感し、その考え方を尊敬し、共感をしました。また、短大では時間の余裕がなくてできなかったバイトもし、接客業務の難しさを学んだり大学生活において、学校での講義以外にも学ぶことがたくさんあり、人間として成長できたと思います。

この春からは4年生になり、1年間研究室に入ります。1年間をという長い時間をかけてできる研究を今からとても楽しみに思います。

川崎医療短期大学では充実した病院実習を経験し、岡山大学では幅広い教養を身に付け、そして本格的な研究ができ、それぞれの学校に長所があり、私はその両者を経験できとても幸せに思います。

これから就職活動も始まりますが、川短で学んだこと、岡大で学んだことの両方を生かし、悔いの残らないように精一杯頑張りたいと思います。


『就職して早1年』
奥野 菜々子

川崎医科大学附属病院
奥野 菜々子
(平成19年3月卒)

川崎医科大学附属病院 中央検査部に就職してから早1年が経ちました。始めは仕事に関して右も左も分からない状態でしたが、今ではルチンワークをこなせるようになりました。

私は血液検査を毎日行っています。血液検査と言っても骨髄、凝固系の検査には全く関わっておらず、CBC検査のみです。始めは機械のみをひたすら操作する日々。次には標本観察の練習。標本観察の練習を1ヶ月ほどしたのちに主任にチェックしてもらい、先輩方とは大分見るペースが違うものの少しずつルチンの標本を見ていきました。

今ではCBC検査のほぼ全てを一通りやらせてもらっていると思いますが、他の病院に勤めている同期の友人と比べると自分はやらせてもらっている仕事が少ないのかな、段階を踏むペースが遅いのかな、と思うこともありました。しかし今では、異常な血液細胞を発見することがあったり分からない細胞があったりと、その度に更に向上していこうという意欲が湧いてくるのでこの病院で更に頑張ろうと思っています。


『就職して早1年』
岩﨑 隆一

川崎医科大学附属病院
岩﨑 隆一
(平成19年3月卒)

初めまして!川崎医大中央検査部の岩﨑隆一です。現在分析化学で河口勝憲主任にご指導賜りながら、仕事に励んでいます。

ドキドキしながら中央検査部の門をくぐってから一年が経ちました。一年間を振り返ってみるといろんなことがありました。

仕事をすることへの不安や焦り、また職場の方々とうまくコミュニケーションがとれるのか、など様々な思いを抱いていました。しかし実際は、先輩方が優しく指導して下さり、当初抱いていた不安は見事に消え去りました。

また今年三月には岡山県学会でグリコアルブミンに関して発表させていただきました。右も左もわからない状況でしたが、主任をはじめ先輩技師の全面的な援助で無事発表を終えることができました。

心強い同期にも恵まれ、良き相談相手、良きライバルとしてお互い切磋琢磨し、先輩方に負けないような臨床検査技師になりたいと思っています。

これから、臨床検査の分野は刻々と進歩していくと思います。しかし、その変化に取り残されないよう、広い視野を持ち、日々努力していきたいと思っております。

また、研修会や学会などでお会いする機会があると思いますので、そのときは暖かい声をかけてやってください。